韓国の教育カテゴリアプリでランキング1位を獲得した「epop(イーポップ)」.
日本でも1年で30万ダウンロードを記録し、少しずつ英語学習ユーザーに浸透してきている話題のアプリです。
そんなepopですが、duolingoなどの他アプリと比べると、まだまだ知名度は低い印象ですよね。
そこで、この記事では実際に筆者がepopに課金して、以下のことを調べました!
この記事の結論
・epopは、文法、単語、リスニングがクイズ形式でたくさん勉強できる
・epopの料金は、¥1,980(月額)¥23,760(年額)
・無料で使える範囲は、1日26問まで!
・「duolingoから乗り換えた!」という評判多数!そのわけとは…→

☑英語学習歴5年。30以上のアプリやオンライン英会話を利用
☑英語力ゼロからオーストラリアでプロアスリート
☑ネイティブとオール英語で仕事&シェアハウス
☑TOEIC300 ➔740
1年半ほどの海外生活で、英語学習のリアルを見てきました。そんな経験をもとに、読者のみなさんに、ほんとうに英語学習に役立つアドバイスをしていきます。
epopってどんなアプリ?料金と機能を解説
epopは、AIがユーザーの目的と英語力を分析し、文法、リスニング、単語の問題を出してくれるアプリです!
ここでは、実際の画面を見ながら、epopでどんなレッスンができるのか解説していきます。
月額 ¥1,980
年額 ¥23,760
・無料版→1日26問まで
・有料版に課金すると、問題制限がなくなる!
①単語
epopの単語学習は、このように日本語→英語の穴埋めを繰り返します。
この問題では、「辛い」をhotと回答したのですが、このようになぜ間違いなのかを解説してくれます。
間違えた問題は、このように少し時間をあけて再出題してくれます。
人間は記憶したことでも短時間ですぐに忘れることを証明した、エビングハウスの忘却曲線の理にかなっていますね!
②文法
epopの文法問題は、単語入れ替え問題です。
どの問題も、テキスト入力もできるし、声で音声入力もできます。
もし間違えたら、このように解説してくれます。
③リスニング
リスニング問題は、英語音声を聞いて、聞こえた英語を入力orリピートするスタイルです。
間違えたら、このように聞き取れていない箇所を表示。
どの単語が理解できていないのか明確になりますよ!
有料版にすべき?課金して感じた正直な感想
基本的に無料でも使えるepopですが、1日26問という制限があります。
これが有料版に課金すると、問題数が無制限に。
ここからは、無料版を実際に使って感じたことや、有料版にしたことで何が良かったのかを解説していきます。
課金する価値があるのか考えるときに、利用者の評判はいい判断材料になるはず。
忖度なしの正直なレビューをご覧ください。
①無料版の1日26問は物足りなすぎる
まず、無料版を使っていましたが、26問は少なすぎましたね。
epopは極力解説を省き、次々と問題を解きながら勉強していくスタイル。
1セッション20問終わって「やっとエンジンかかってきたな」「もう1セッションやりたいな!」ってときに、
「ここから先は課金してください」
の表示が….
まあ、ビジネス的に考えたらタイミングが絶妙だなって思いますね。
さすが韓国No1アプリ。考えられてる!
ってことで、まずは無料版やってみて、物足りないと感じたら、epopが合っているサインです。
レビューでも後述しますが、課金する価値があるアプリだと思いますよ!
②実践的なアウトプットには向かない
ここまでの紹介したようにepopでは、どんどんクイズを解いていくことで「文法」「単語」「リスニング」をブラッシュアップできます。
このようなスタイルの学習だと、「習うより慣れろ」スタイルで、自然と英語が身につくようになります。
一方で、英語学習に必要なアウトプットはできませんでした。
英語が話せるようになりたいなら、どうしても、得た知識を使う訓練が必要。
これには、英会話の数をこなして鍛えないといけません。
そのため、AIと英会話できるアプリ「【スピーク】無料登録はこちら→」か「【ディアトーク】無料登録はこちら→」と組み合わせて使うと効果抜群ですよ!

英会話をはじめたばかりの方は、英語のルールを理解する必要があるので、インプット8:アウトプット2位の割合でOKだと思います。
しかし、学習が進むにつれて、アウトプットの割合を増やしていかないと、得た英語知識を使えない頭になってしまう。
こちらの記事に、これらを踏まえた英語学習ロードマップが書いてあるのでチェックしてください。
③使える英語知識をインプットできる
epopの英単語学習は、日本語文の意味に合うように、英文に英単語を埋めていくクイズです。
よくあるシンプルな英単語→日本語の意味に直すというスタイルではありません。
そのため、英単語がどのように使われるか。どんな文脈で使われるかがイメージしやすく、アウトプットを意識した英単語学習ができると思いました。
また、テキストだけでなく、音声認識で回答を入力できるので、スピーキングの練習にもなります。
このように発音のアドバイスをくれるのも嬉しいポイントでした。発音って、なかなか自分では間違いに気づかないし、ネイティブ目線でアドバイスくれると嬉しいですよね。
④AIがレベルを合わせてくれるので使いやすい
同じようなアプリの「duolingo」と比較して思ったんですけど、
duolingoは無料版だと、ユーザーレベルに関係なく初級レベルからクイズを解かなくてはなりません。(飛び級テストもあるが、回数制限がある)
その点、epopは最初にレベルチェックがあって、ユーザーのレベルに応じたクイズがたくさん出題されます。
これに関しては、とても使いやすいなと感じたし、絶妙にわからないレベルの問題がたくさん出るので、成長してる感じがしました。

自分のレベルを客観的に理解するのは、英語学習でめちゃくちゃ大事だと思います。
目標に対して、今自分がどこにいるのか。よりレベルアップするために何が必要なのか。
ここらへんがわかっていないと、モチベの維持が難しくなり、挫折します。
その点、後述しますが、epopは英語力を数値化してくれるので、成長を感じられる工夫がされていると思います。
⑤英語力が可視化されてモチベアップ!
epopは、最初の実力テストで自分の単語力を数値化してくれます。
韓国No1英語アプリ、日本でも30万ダウンロード。
この実績から想像するに、世界中から膨大のユーザーデータがアプリに送られているはずです。
そのため、データの信頼性はかなり高いとみて間違いないでしょう。
このように、自分の英語力を可視化することで、モチベーションアップにつながります。
成長を実感しながら楽しく英語学習できますね!
【評判】epopのSNSの反応は?

ここまでは、筆者の感想を見てきましたが、他ユーザーはどう感じているのでしょうか。
課金するかどうか判断するために、より多くのユーザーの声を参考にしたいですよね。
ここからは、SNSの利用者の声をのぞいていきましょう。
高評価:duolingoから移行したという声が多数!
SNSを見ていると、類似アプリであるduolingoから乗り換えたという声が多くありました。
UIUXの完成度というアプリ自体のクオリティに称賛の声が多く、
使いやすい工夫が多くの人に届いているなという印象です。

わたしもduolingoをつかっていましたが、個人的には、epopのほうがシンプルで使いやすいと思いました。
今日やる勉強がひと目でわかるし、学習歴が長いからこそ分かる、効果が出るための細かい工夫がされている。
個人的に、duolingoにはない、自分の単語レベルが把握できる機能や、AIが実力に応じてクイズを選んでくれるところが、duolingoより優れている点だと思いました。
以上の反応から、duolingoは語学入門用で一番最初に使うアプリ。
epopは、より本格的な英語学習用アプリって認識でOKだと思います!
懸念点は?音声認識の精度が…
まったく同じ発音を何度も繰り返しているのに認識しない。 10回同じ発音を繰り返してやっと最後に認識されたりする。
他のアプリのように、動画を見れば使えるとか、そういうものではありません。
26問をやったら、それ以降はもう無料では使えません。既に学習した26問の解き直しもできません。
調べたところ、SNSやブログ記事のなかで、ネガティブな評価は見当たりませんでした。
しかし、App storeのレビュー欄では、若干数「音声認識の精度が低い」「無料版が少ない」などの意見が。

音声認識に関して。わたしが使った感じでは、他アプリと比べて、かなり精度が高いように感じました。
このような技術的な問題は、ディベロッパーサイドによる日々の改善で、良くなっていくもの。
あまり気にしなくていいかなと思います!
epopはどんな人におすすめ?

以上の内容から、結局epopはどんなひとにおすすめのアプリなのかまとめました。
これに当てはまった人は、epopがいい教材になること間違いなしです!
①インプット学習したい人
英語を勉強して、外国人と話せるようになりたい方は、インプットとアウトプットのバランスを考えて勉強する必要があります。
epopはどちらかというと、インプット向けの教材。
単語や文法を勉強するために使います。
そのため、英語学習を(学び直しを)はじめたばかりで、基礎単語や文法から学びたい人はもちろん、
英会話をしていて、単語力不足に悩んでる人も使うべきアプリです。
②英会話をはじめたばかりの人
英会話を始めたばかりの人は、まだ講師との会話がうまく成り立たず、ゆっくり時間をかけないと相手に伝えられないと思います。
これは、英会話そのものに慣れていないなど、考えられる理由はたくさんありますが、
大体はボキャブラリー不足です。
初心者によくありがちなのが、「こう言いたいけど英語でなんていうんだろう」
ってなった時に、日本語をそのまま英語に訳そうとする思考です。
例えば、この日本語文「ここでは、ほとんど自由がありません」
これを英語に直そうとすると、「ここでは、が主語なのかな?だからHereが最初?動詞はどこにいるんだ?」
みたいな感じで、日本語を訳そうとしちゃいませんか?
そこで、英語が話せる人たちは、日本語文を言い換えるんです。
「わたしたちは、自由を持っていません」
こうすれば、主語や動詞がはっきりして、持つ→haveという簡単な単語で伝えられますよね。
epopで勉強していると、「こんなこともtakeで伝わるのか!」「これ言いたいときはhaveでいいんだ!」みたいな、難しい内容でも簡単な単語で言い回す感覚を身につけられると感じました。
③問題を解きながら進めたほうが定着する人
あなたはインプット学習するときに、ゆっくり着実に理解しながら進めていきたいですか?それとも、内容は6~7割理解して、あとは問題を解きながら進めていきたいですか?
epopは、どちらかというと、後者に合うアプリだと思います。
間違えたときの解説はありますが、ワンポイントアドバイス的な感じで、図解や映像をつかった詳しい解説は出てきません。
このあたりはduolingoと同じように、epopも「習うより慣れろ」スタイル。どんどん問題を解いて先にすすめ、間違えたところは、ある程度進んだら復習という形になってきます。