シャドーイングがいいって聞いたけど、どんな勉強法なの?
シャドーイングの正しいやり方を教えてほしい
シャドーイングって効果あるの?
シャドーイングとは、英語音声のあとに続いて、聞いた英語をすぐ口に出すトレーニング方法。
主に、リスニング、発音矯正に効果があり、「発音が良くなる!」「英語がスラスラ理解できるようになる!」という口コミが多く寄せられています。
このように、巷での評価が高いシャドーイングですが、正しい順番で行わないと、意味がありません。
そこで、毎日シャドーイングを繰り返し、海外でオール英語でネイティブと仕事&シェアハウスをするまでに成長した私が、実践して効果があったシャドーイング勉強法についてお伝えします。
この記事の結論を先見せ…
・正しい方法でシャドーイングを続ければ、ネイティブのような発音と、リスニング力アップが期待できる
・シャドーイングは、英語力中級者(TOEIC500〜)以上の方向けの勉強法
・シャドーイングバディを使えば、シャドーイング専用の教材+プロのアドバイスも受けれるのでおすすめ
「英語が話せるようになりたい。」そんな人に向けて効果的な学習方法やスピーキングのコツを紹介。
・40以上の英会話アプリ、スクールをレビュー
ほぼ毎日シャドーイングを繰り返すも、効果なし→バイリンガルのアドバイスを受けながら、急成長
↓
・オーストラリアでプロアスリートとして契約
・現地リーグで1シーズン半プレー。契約交渉も自ら行う。
・ネイティブと仕事&シェアハウス
・帰国後TOEIC受験。300→720
ネイティブの方ともストレスなく英語で会話できるようになりました!
【効果実証済み】シャドーイングの勉強手順
英語学習歴5年以上のわたしが、失敗を繰り返しながらたどり着いたシャドーイングの勉強法を伝授します!
なお、勉強法は、無料で使える英語学習専用ニュースサイトを使って説明します。
①英語音声を一通り聞く
まずは、題材となる音声を聞きます。
ここでは、自分が1回でどれくらい理解できたかを把握しておきましょう。
その後、このニュースの大枠を理解できるまで、繰り返し聞いてください。
目安は2〜3回。
②スクリプトと語彙をチェック
ここでは、スクリプトと、わからなかった単語をチェックしてください。
ニュースの内容を完全に理解し、聞き取れなかったところは、なんて言っていたのかを見ていきます。
また、知らない単語が出てきたら書き出して辞書で調べ、例文を自分で作りましょう。
③リピーティング
ここでは、スクリプトを見ながら、1文ずつ音声を再生していきます。
意識すべき発音を調べ、音声を聞いて、真似して話す。
これを繰り返していきます。
ここで、自分がつまずくポイントや発音しづらいポイントをチェックして、言えるようになるまで練習してください。
チェック!!
最初の1文だけでもこれだけのチェックポイントが!
ただ音声についていくだけでなく、英語特有の発音を理解し、意識してシャドーイングすれば効果倍増です。
①Donald Trump
dの破裂音脱落
②announced
dの発音=t
③victory
viの発音=唇下をかみながら
④presidential
-tial=シャル❌ シャオ⭕
⑤election
Lの発音=舌を上に当てながら
⑥winning important
リンキング gと次の最初の単語iをつなげて発音
⑦North
-th thの発音 舌先端を少しかみながら
④シャドーイング
ここでは、音声を止めずに流し、音声に続いて発話します。
スクリプトを読みながら、音声についていきましょう!
このとき、自分の発話を録音するのを忘れずに。あとで振り返るようにしておきます。
この段階で意識するのは、英語を読む抑揚やリズム、発音の強弱をつかむこと。
日本語はある程度決まった調子で話されるのに対し、英語には抑揚があります。
多くの人は、この違いを理解せずに聞き取ろうとするがために、なかなかリスニングが上達しないのです。
音声をよく聞いて、どこに強い発音があるのかを注意して真似してください。
⑤コンテンツシャドーイング
ここまでは、音についていく意識でシャドーイングしました。
ここでは、意味に意識を集中します。
口を動かしながら、英語の意味を理解して進めていきましょう。
口と頭を同時に働かせてください!
⑥なりきり音読
ここでは、実際にニュースを読んでいる人になりきって、スクリプトを音読します。
わたしの場合、ニュースを読むアナウンサーをイメージしながら音読していました。
さきほどお伝えした抑揚、リズム、発音の強弱を意識しながら、目の前にいる誰かに伝える意識で行いましょう。
【要注意】知らないと損するシャドーイングのメリット・デメリット
ここまでは英語学習歴5年で見つけた、シャドーイングの正しいやり方についてお伝えしました。
このやり方で学習を継続すれば、リスニングとスピーキングにおいて、ほぼ確実に効果が期待できるでしょう。
一方で、シャドーイングはいいところばかりではありません。
実際に、私自身もシャドーイングの効果を盲信した結果、全く効果が出ず、時間を無駄にしました。
このような経験から、始める前に知るべきシャドーイングのメリット・デメリットについてお伝えします。
・インプット→アウトプットで効果大
・英語中級者に効果抜群
・英語独自の発音ルールが染み付く
・英語初心者には不向き
・英語独自の発音ルールを意識しないと意味がない
・一人で声が出せる環境が必要
シャドーイングのメリット
インプット→アウトプットで効果大
なぜここまで多くの人に「シャドーイングは効果あり!」と言われるのでしょうか。
それは、インプット→アウトプットを繰り返すことで、体が自然に英語を覚えていく方法だからです。
英語学習は、ただ机に向かって、知識を深めるだけでは上達しません。
たとえば、単語を覚えるときでも、日本語訳を覚えるだけじゃなくて、それを使って英文を自作したり、ひとりごと英会話で使ったりして、アウトプットをセットで行うことが重要です。
正しい単語の覚え方の解説はこちら
シャドーイングは、聞いた英語をすぐに真似して、口に出すことで、インプット→アウトプットをたくさん繰り返しています。
これにより、身体(口)に英語のリズムを染み込ませ、スラスラとネイティブのように英語を話すことができるようになるのです。
英語中級者に効果抜群
シャドーイングは、ある程度英語の知識はあるけど、会話になると英語が出てこない人や、
ある程度話せるけど、ネイティブみたいな発音からは程遠い人に効果抜群です。
実際にわたしも、TOEIC500を超えてからのシャドーイングが、オンラインレッスンの英会話などで一番効果を感じました。
わたしの講師も「発音良くなったね!」と言ってくれたし、レッスン内容もかなり理解できるようになりましたね。
ネットやSNSなどでも、「高校受験程度の知識があれば、シャドーイングで一気に英語力が伸びる!」という声が多いです。
リスニングにも効果あり
リスニングは、言えれば聞こえるようになります。
シャドーイングで英語のリズムや発音を理解し、しっかり再現できるようになれば、ネイティブの英語も拾いやすくなるのです。
わたしの場合、シャドーイングを続けた結果、それまで理解が追いつかなかった海外ドラマやニュースを、英語字幕で見れるようになりました。
また、TOEICでは、リスニングのスコアが300→420にアップ。
よって、試験対策で英語を勉強してる方は、ただ聞き流すよりもシャドーイングをやったほうがスコアアップを期待できるでしょう。
シャドーイングのデメリット
ここまでシャドーイングのメリットや勉強法を紹介しましたが、デメリットもあります。
実際にわたしは、このデメリットを理解せずに半年勉強を続け、「ほとんど効果ないじゃん」という経験をしました…
どんな勉強法にも向き不向きがあります。
しっかり理解したうえで勉強を始めましょう。
英語初心者には不向き
シャドーイングは、まだ英語学習をはじめたばかりの初心者の方には向いていません。
なぜなら、文法や単語の意味がわからず、ただ音声を追いかけても、効果がないからです。
文がどのような構造でできているのか。音声はなにを伝えているのか。英語特有の発音を真似できているか。
これらを意識しながらやるためには、最低限の知識が必要です。
こちらの記事に、初心者が陥りがちなシャドーイングの失敗や、シャドーイングに入る前の勉強手順が書いてあるので、チェックしましょう。
英語独自の発音ルールを意識しないと意味がない
よくシャドーイングをするうえでありがちなのが、音についていくことが目的になってしまい、正しい発音を意識していないということです。
ここまでお伝えしてきたように、英語には、日本語にはない発音があり、それを意識しないと意味がありません。
そのため、英語が話せる友達にチェックしてもらったり、発音テクニックを調べながら少しずつ進めていきましょう。
もし、「英語が話せる知り合いなんていない!」「発音とかテクニックとか調べながら勉強するの大変だよ…」という方は、シャドーイングバディを使いましょう。
意識すべき発音を一目で見れる台本を見ながら、レベルに合った音声でシャドーイングできます。
さらに、バイリンガル講師のアドバイスをLINEで簡単に受け取れるので、シャドーイングのめんどくさいところをすべて解決してくれます。
くわしい内容はこちらを見てください。
1人で声が出せる場所が必要
シャドーイングは、音を追いかけてブツブツつぶやくだけでは、あまり意味がありません。
英会話をイメージして、誰かに伝えるように発話しないといけないのです。
そのため、声が出せる環境が必要。
どこでも誰でもできるリスニングやリーディングに比べると、手軽さはかなり落ちますね。
また、意識することがたくさんあり、脳への負荷が高いので、挫折率はかなり高め。
効果が高い勉強法なだけに、モチベの維持は難しいです。
まとめ:正しいシャドーイングの勉強法は、むずかしい…
この記事では、正しいシャドーイングの勉強法を、実際の教材を参考に、細かく解説しました。
また、その際に意識することやポイントを理解していただけたと思います。
しかし、一方で、こう思いませんでしたか?
英語の発音をいちいち調べるのはめんどくさいな…
わたしの発音チェックしてくれる人いないよ…
忙しいのに、これを1人でやるのは大変だな…
そこで、おすすめなのが、シャドーイングバディというサービスです。
毎日コンサルタントからこのように、LINEで課題が届くので…
自分に合いそうなレベルをタップして、課題に取り組みます。
このように、発音で意識するポイントを一目で見れるスクリプトを見ながらシャドーイングができます。
また、課題ページの上から順番にやっていけば、今日紹介した勉強手順通りにシャドーイングができます。
さらに、LINEの音声メッセージで、録音したシャドーイングを送ると、このようにコンサルタントがアドバイスをしてくれます。
シャドーイングだけじゃなくて、英語学習全般の相談や、スピーキングのコツなども発信してくれるので、「英語が話せる人生」を手に入れる強い味方になってくれますよ。こちらから無料体験(1週間)ができるので、気軽にチャレンジしてみましょう!