英会話ができるようになりたいけど、TOEICは勉強するべき?
TOEICと英会話って関係あるの?
TOEICの勉強を英会話に活かすためには?
TOEICのスコアが高い人は、必ずしも英語が話せるというわけではありません。
そのため、「英会話にTOEICは関係ない」と考える人が多くいます。
しかし、実際のところはどうなのでしょうか。
この記事では、英会話を勉強しながらTOEICの勉強も同時に行い、720を獲得。
大卒後から2年ほどオーストラリアでセミプロアスリート活動&ネイティブとシェアハウス,仕事をしていたわたしが以下のことを解説します。
この記事の結論
・英会話力とTOEICスコアに相関関係はない
・TOEICは英会話の「基礎学力」を身につけるのに効果あり!この「基礎学力」が英語力の伸びを左右する
”どっちもやった”わたしの5年以上に及ぶ英語学習の経験、オーストラリアでのネイティブたちとの生活をもとに、「TOEIC、英会話と関係ないんじゃないか説」を徹底解説していきます!
「英語が話せるようになりたい。」そんな人に向けて効果的な学習方法やスピーキングのコツを紹介。
オーストラリアでセミプロサッカー選手に挑戦。現地で契約を勝ち取り1シーズン半プレー。契約交渉も自ら行う。
現地でのアルバイトや語学学校での活動、ネイティブとのシェアハウスを通して、
TOEIC200→720(対策なし)
ネイティブの方ともストレスなく英語で会話できるようになりました。
【関係ない?】TOEICスコアが高い人でも英語が話せない3つの理由
TOEICは日本社会で英語能力を証明するためのツールとして、長年用いられてきました。
しかし、「TOEICではハイスコアなのに、英語でコミュニケーションは取れない」という人が多いのも事実です。
ここでは、なぜTOEICができても英語が話せるようにならないのか、解説します。
理由①:スピーキング力が問われないから
TOEICでより一般的なReading&Listening方式では、スピーキングテストがありません。
よって、英会話に必要な「頭の中で英文を組み立てて、正確に伝えるスキル」が問われないのです。
そのため、英語を口に出したり、伝えるスキルを磨くアウトプット学習よりも、TOEICの文法や単語、読解などのインプット学習に偏ります。
理由②:試験対策さえすればスコアアップできるから
高校、大学受験には、学校ごとに問題の傾向がありますよね。
それを攻略することで、合格への道が開かれるわけです。
その点、TOEICも同じ。
Reading,Listening問題ともに、傾向と対策があります。
そのため、英語力そのものを上げるよりも、TOEICを攻略するほうがハイスコアを獲得する近道になるのです。結果、英会話力とスコアに乖離ができてしまいます。
理由③:学習過程にアウトプットが必要ないから
英会話とTOEICでは、根本的に学習方法が違います。
英語を話せるようになりたければ、英語でコミュニケーションを取りながら修正をくり返し、少しずつコツを掴んでいきます。
アウトプット中心の学習ですね。
一方、TOEICの学習で必要なのは、インプット学習です。
テストで点を取るために必要な知識と対策が求められます。
そのため、いくらTOEICの学習だけしても、英語でコミュニケーションを取れるようにはならないのです。
【相乗効果】TOEICの勉強が英会話にもたらす影響
ここまでは、英会話力とTOEICスコアが関係ない理由についてお伝えしました。
しかし、英語が話せるようになったわたしは、「英語がペラペラになるために、TOEICはやるべき」と考えます。
なぜなら、英会話に必要な基礎力が上がるから。そして、その基礎力はあなたの英語力の伸びに影響するからです!
ここからは、TOEIC学習がもたらす英会話への影響について、実体験を交えながらお伝えします!
ボキャブラリーが増える
わたしはオーストラリアで2年ほどネイティブとシェアハウスしたり、現地でセミプロアスリートとして活動しましたが…
TOEICの勉強で覚えた単語が、さまざまなシーンの英会話で生かされました!
実際、TOEICの単語は、ビジネスシーンなどのフォーマルな英単語が多いです。
そのため、使うシーンが限られるものが多いですが、知っておくことで表現の幅が広がります。
覚えた単語の数は、表現の引き出しの数。
TOEICの勉強で覚えた単語たちは、あなたの英語力を伸ばしてくれるでしょう!
正しい文法が身につく
リーディングセッションでは、文法問題の出題があります。
そのためTOEICの学習は、正しい文法を身につけるのに効果的です。
英語が話せるようになるために、文法は大変重要な役割を担っています。
私自身、最初は文法を覚えるのがめんどくさくて、会話で使えるフレーズを口に出してたくさん覚えていました。
簡単な会話であればこれでも話せるようになるのですが、
より複雑なフレーズを英会話で使おうとすると、急に言えなくなってしまうんですよね。
やはり、フレーズを覚えるときに「なぜここに動詞が来て、この単語がくるのか」「なぜこの語順なのか」など、英文の構造をしっかり理解しておかないと、成長が頭打ちになるのです。
そうならないためにも、TOEICで英語の基礎をしっかり身につけることをおすすめします。
また、こちらの記事に英会話に必要な文法をまとめたので、チェックしておきましょう。
英語理解力アップ
TOEIC R&Lテストでは、英語理解力が問われます。
問題は全部で200問。2時間ノンストップで解くので、すばやく英語を理解するトレーニングが必要です。
これは、英会話スキルにも、大変効果的な学習になります。
これは友達のネイティブ2人とわたしで車に乗ったときの話なんですけど…
友達同士で会話していて、それに頑張ってついていこうとするのですが、理解が間に合わず話が進んでしまい、どんどんおいていかれました。
何に笑ってるかもわからず、とりあえず愛想笑い。
かとおもったら急に話を振られて、適当に受け流してなんとかその場を切り抜けました…
ああ。もっとリスニングを頑張らないと!と思いましたね。
TOEICの勉強で、英語を高速で処理して理解するトレーニングを積むことで、このようなシーンでもネイティブや外国人の英語が理解できるようになります。
TOEICのリスニングは、アニメやドラマでリスニングをするのも効果的です。
初心者でもリスニングの勉強になるコンテンツをまとめたので、チェックしてください。
【勉強法】英会話に効果をもたらすTOEIC対策
先ほどもお伝えしたように、TOEICを受験すれば、その勉強過程で英会話の基礎が身につきます。
しかし、ハイスコアを取るためだけに勉強しても、英会話への効果は限られるでしょう。
ここでは、英会話力もアップさせるTOEIC対策法を紹介します!
オンライン英会話のTOEICコースを受ける
TOEIC学習で英会話と相乗効果を生み出すために、基本になるのが「インプット➔アウトプット」。
これを考えると、オンライン英会話は、TOEIC学習をしながら英会話スキルを上げる最善の方法です。
いくつかのオンライン英会話スクールでは、TOEIC対策コースが用意されています。
このようなコースで勉強すれば、「英語を英語で学ぶ」ことができるので、インプット量とアウトプット量が爆増し、ハイスコアに近づく環境が整うでしょう。
結果的にたくさん英語を理解して、伝える作業が増えるので早く効率的に英語が話せるようになります。
もし「いきなり英語だけで授業受けるの不安だな」と感じても大丈夫です。
「ワールドトーク」は、全講師が日本人バイリンガル。わからないとこがあったら日本語で質問できるし、日本人がつまずくポイントも熟知しています。くわしい内容をチェックしてみてください。
また、「レアジョブ英会話」や「ネイティブキャンプ」は、充実したTOEIC対策教材を取りそろえていて、業界最安値。コスパを求める方はこのあたりのスクールが良いでしょう。
また、オンライン英会話を受講する際の注意点もこちらに載せておくのでチェックしてください。
問題文を声に出して読む
先ほど、TOEICと英会話スキルを上げるために基本になるのが「インプットとアウトプットを繰り返す」ことだとお伝えしました。
リーディングテストの対策でも、何かを覚えたら、それを声に出して読み上げる癖をつけましょう。
例えば、TOEICリーディングの、短文穴埋め問題。
ここでは間違えた問題や、はじめて見た単語の問題を中心に音読してみてください。
その時に、なるべく正しい発音で、目の前に相手がいると想像しましょう。
これを繰り返すことで、覚えた単語や文法を、実際の英会話でつかうイメージが湧いてきます。
単語をイメージで捉える
TOEICの勉強をしていると、あたらしい単語にたくさん出くわすことになります。
これを単語帳のように英語➔日本語で覚えると、英会話スキルは上がりづらいです。
では、どうしたらよいか。
英語➔イメージで覚えましょう。
英語ができる人は、聞き取った英語でイメージを思い浮かべ、それらをつなげて理解します。
これに関してはこちらの記事で詳しく解説しているので、チェックしてください。→スピーキングはイメージをとらえる!
ディクテーション
TOEICのリスニングパートを勉強するときは、ディクテーションをやると効果的です。
ディクテーションとは、聞き取った英文を紙に書いていく勉強法です。
これをすることで、自分が聞き取れなかった英語が明確になるので、リスニングの弱点を知ることができます。
また、音と単語を合わせることで意味理解の精度が上がり、相手の英語を理解できるようになります。
ディクテーションの正しいやり方はこちらに載せてあるので、チェックしてください。➔
【英会話力アップ&TOEIC対策に】おすすめの英語アプリはこちら
ここまではTOEIC&英会話に有効な勉強法を紹介してきましたが、「なるべく安く勉強したい」「スクールに通う時間がない」「オンラインレッスン緊張するな…」
という方もいるかと思います。
そんなあなたにおすすめなのが、英語アプリ!
今のアプリはAIと会話できる機能があり、気を使うことなく手軽に英語を話すことができます。
また、TOEICに必要な単語や文法、リーディング、リスニングもアプリで勉強できちゃいます。
ここでは、筆者が実際に使って「これいい!」と感じたアプリを紹介していきます。
①スマホで簡単英会話トレーニング!トーキングマラソン
伸ばせるスキル | 会話 スピーキング |
料金 | 月4,378円 |
使い方 | ・スマホのAI音声が場面ごとに会話をはじめ、話しかけてくるので、それに答えていく ・受け答えは日本語が出てくるので、それを英語にして会話していく |
特徴 | ・米国の英語学習者向けの英会話フレーズ集などを徹底的に分析。そこで集められた膨大なデータから、使用頻度が高い「日常生活で使える+らくらく覚えられる」520フレーズを厳選。 ・人と会話してレッスンすることをなるべく避けたい方でも、スマホに話しかけるだけでアウトプットできる |
くわしくはこちら➔自分で考え、英語を発するスマホ自主トレーニングアプリ【トーキングマラソン】まずは2週間無料でお試し!
トーキングマラソンの実体験レビューは、こちらから読むことができます!
②【1日15分】多読多聴に最適な大人気アプリ!gymglish
伸ばせるスキル | リーディング リスニング スピーキング 文法 |
料金 | 月¥1,637~ |
使い方 | ・AIがレベルや目的に応じてレッスンをパーソナライズ作成 ・1日15分で英語3技能(リスニング、リーディング、スピーキング)+文法がマスターできるレッスン構成 |
特徴 | ・欧米では700万人が利用しており、仕事で忙しい社会人でもスキマ時間で英語学習できる大人気アプリ ・AIとのフリートーク機能もあるので、スピーキング力アップにも効果的 ・オール英語なので、多読多聴ができる。英語学習に必要な質と量をしっかりカバー |
くわしくはこちら➔1日15分!AI搭載ユーモラスなレッスンで英語力アップ 【gymglish】
gymglishの実体験レビューは、こちらから読むことができます!
③mikan
伸ばせるスキル | 英単語 |
使い方 | 英語書籍をダウンロードして、単語学習できる(無料版は36冊)。英単語の4択クイズをひたすら解いて、ボキャブラリーアップ! |
特徴 | ・無料でも英単語書籍、TOEICなどの試験用書籍、英会話のフレーズやコツが紹介されている書籍をダウンロードできる ・便利な辞書機能、自分専用の単語帳機能、学習記録も確認できる(無料版は制限あり) |
有料版 | ・Liteプラン ¥600(/月) ・Premiumプラン ¥1,000(/月) |
④無料で英語記事を読みまくれ! News in levels
伸ばせるスキル | リーディング リスニング |
料金 | 無料 |
レッスン内容 | ・英語記事をリーディング ・1つの英語記事にlevel1~3、ニュース動画がセットで入っている ・読みたい記事を選択し、レベルに合わせてリーディング&リスニング |
特徴 | ・多数ジャンルの海外ニュース記事 ジャンルごとに豊富な英語記事が読める。リーディングに必要な単語、記事翻訳機能や、リスニングに必要なスピード調整機能も! ・海外ニュースで本場の英語が学べる 英語記事に関するニュース映像も簡単に見れる!youtube動画なので、日本語字幕切り替えや巻き戻し機能、スピード調整も可能。 |